幼稚園または小学生の低学年から習い事を始める子どもが多いです。
子どもが習い事を辞めたいと言って来たらどうしますか?
- 習い事を辞めさせる
- 習い事を続けられるように説得する
習い事を続けられるように説得するのは親として骨の折れることです。
しかし、子どもが習い事を辞めたいと言ったらすぐに辞めさせるのは・・?
子どもが辞めたいというのを月謝を払って続けさせるのに何の意味があるのかと疑問に思うこともあるでしょう。
「千日をもって初心となし、万日をもって極みとす」という言葉があります。
4歳から習い事として空手をしてきて、辞めたいと思ったことは数え切れない。
そんな「とある彼」を紹介します。
小学生のころがピークに習い事を辞めたかった
4歳から別の道場で空手を習い始めて、小学3年生のときに北島の空手道場に移ってきた「彼」にインタビューしました。
親が決めた習い事・・
空手は怖い、そう感じていた彼。
「彼」とは・・

優しくて強い、奥野佑磨先生です。
奥野佑磨先生は、2016年世界大会出場、2017年全日本大会準優勝という全日本クラスの強豪選手です。
そんな彼でも、小学生のころは空手を辞めたいと思っていたんですね。
通っているうちに嫌なイメージがなくなっていて、気づけば楽しいという感じですかね。
あんなに辞めたいと思っていた習い事。空手が楽しいと思えたきっかけは何だったのでしょうか。
良い意味です。
雰囲気が堅苦しくないんです。
空手っていうと、先生がめちゃくちゃ怖くて、笑ったりしたらダメとか、そういう感じと思ってたんですが、北島先生は、ジョークとかで笑かせに来るんですよ(笑)
ジョークは寒いんですけどね。
あと、先生は本当によく褒めてくれます。
それまで空手で怒られることはあっても、褒められることがなくて。
褒めてくれるからまた頑張ろうと思えました。
空手は怖いというイメージは、確かにあります。
先生が絶対的に怖い存在で、常に仁王立ちしている、みたいな。
でも北島の空手道場では、先生が威張ったりしないんですね。
先生が普通じゃないから、こんな僕でも空手を続けてこれたので。
全日本大会、初の決勝戦。
奥野佑磨先生は、2017年の全日本大会で初めて決勝の舞台に上がりました。
空手というのは、トーナメント形式の試合なので、決勝戦に行くまで何試合も勝ち上がる必要があります。
1日のうちに何試合も勝ち続けるというのは、体力的にも精神的にも過酷なものです。
全日本大会準優勝、おめでとうございます。
全日本大会は、師匠(北島)と師弟での出場、師弟でファイナリストという歴史に残る結果になりましたね。
今大会の偉大な結果に関して、感謝を伝えたい人は誰ですか?
空手が嫌いで、辞めたかったあの頃から、色んなことがありました。
先生のお陰で空手を続けて来れました。
空手が嫌いなままだったら、黒帯まで取っていなかったと思うし、続けなければ強くなっていないと思うから。
先生がめちゃくちゃポジティブで、僕自身、先生の影響で考え方もポジティブになれました。
応援してくれた方々。
試合中に応援してくれると、本当に力になります。
大きな声援が勝つことへの執念をよみがえらせてくれるときもあります。
両親に感謝している。
あれだけ辞めたかった空手を、自分の意思で続けたいと思えるようになるまでには、色んなことがあります。
空手だけでなく、他の習い事にも言えることですが、続けることこそが「好きになる」道です。
小学生の頃からたくさんの試合に出てきた奥野先生。
あの頃は「習い事を強制されている」という気持ちを持っていましたが、今は両親に感謝の気持ちでいっぱいだそうです。
昔は「空手をさせられている」と嫌な思いを持っていましたが、振り返ってみたら両親が一番、僕の事を応援してくれてましたね。
そこに気づけたのも良かったです。
両親に感謝している・・習い事を続けさせて良かった瞬間ですね。
子どもがこのように感じてくれる、心の成長が見れるというのも、習い事長く続けてきたからです。
では最後に、習い事を長く続けるためのメッセージをお願いします。
習い事を続けるのは、苦しいこともあります。
苦しいだけじゃない、子どものことを理解してくれる先生のところで空手が出来たのが、長く続いたポイントです。
奥野佑磨先生は現在、貝塚教室の指導をしています。
ジュニアから空手を続けてきた奥野佑磨先生だからこそ、子どもたちの気持ちがわかります。
貝塚教室(サンシティ貝塚内)では奥野先生の直接指導が受けられます。
ぜひ行ってみてくださいね。
出稽古もOKです。